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日々の徒然

ネットワーク体重計を使って、ちょうど2ヶ月で12.2 kg痩せた。

まずは結果から。

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2016/6/9 時点で 77.0 kgだった体重が、本日2016/8/9 時点で 64.8 kg。ちょうど2ヶ月で 12.2 kgの減量に成功した。2016/7/20 に 65.0 kgになってから、2週間以上キープもし続けている。すべてはネットワーク体重計「Withings」のおかげでしかない。

  • 体重という、普段は観測しないため管理が難しい数字を、毎日体重計に乗って、スマホで監視することで可視化した。
  • 「IFTTT」連携して、みんなが見ている「Slack」チャンネルに投稿することで、緊張感を保った。

が今回減量できた主な理由。

「Withings」は、Wi-Fiネットワークにつながるネットワーク通信可能な体重計。セットアップはスマホからBluetooth通信で簡単にでき、乗るだけで自動的に自分の「Withings」アカウントに体重や体脂肪率、心拍数などが記録される。

似たような機能を持つ、データ通信可能な体重計は多数存在しているが「Withings」が他のものに比べて素晴らしかったのは以下。

  • デザインが圧倒的にかっこ良く、部屋にそのままおいて置きたくなり、毎日乗る気になる。
  • 「IFTTT」対応しているので、体重データを専用のアカウントに記録する以上の活用が可能。
  • いちいちスマホのBluetooth通信を確立しなくても部屋のWi-Fi経由で意識すること無くデータ通信が行われる。
  • (これは他のものと比較してはいないが)セットアップがスマホ経由で行われるため、あのアナログのちっこくてダサい画面からおさらばできる。

減量できた理由について書く。

体重という、普段は観測しないため管理が難しい数字を、毎日体重計に乗って、スマホで監視することで可視化した。

管理がうまくできないもの(体重、お金)は、可視化するに限る。事業のKPIもダッシュボードがあるかないかが成否を分ける。可視化できていないから、常に意識することができず、差分が気付けるレベルまできた時にはすでに手遅れ(太る、金欠)。可視化して、毎日目に触れられる状態にして、細かく状態チェックできるようにさえしてしまえば、意外にそれだけで気をつけられるようになって、毎日少しずつ行動に反映されて、で、健全な運用になる(痩せる、節約)。大事なのは、「システマティックに意識可能な状態にすること(気をつける、という意識は無意味)
」と「毎日少しずつ行動に反映する(大掃除は腰が重くなってしまい、言い訳を探して中々やれない)」という点。

「IFTTT」連携して、みんなが見ている「Slack」チャンネルに投稿することで、緊張感を保った。

人間は自分に甘い。如何に体重を意識したとしても一瞬の甘えの連続が結果に結びつかなくなる。「我慢したし、ちょっとくらい良いか」が命取り。この一瞬一瞬の誘惑に毎回Noという必要がある。これも意思を強くもつなどという無意味な解決策ではなく、甘えられないような構造にした。「IFTTT」連携して、毎日の体重を友人たちがいる「Slack」のチャンネルに投稿していた。これは絶大な効果があった。

まず、「毎日体重を測ります」という宣言が必要なのだが、そうすることで、体重を測らないという事態が避けられる。「体重を測るというカンタンなことすらさぼってしまうダメな奴」と思われたくないからだ。さらにそうすることで、体重が減っていない、もしくは増えている状況に対して、「ああ、今日も彼(自分)は自分の誘惑に勝てない弱い生活を送ったんだな。」と思われる状況を作り出した。

もうこうなればこっちのもんで、「やってやらあ」となるわけである。単純に他人の目を取り入れることで、自分に緊張感を保つ方法は、今回の単調なタスクにおいてはとても効果的だった。まるで、防犯カメラ作動中シールよろしく、車上荒しを抑止したわけである。

まとめると、ダイエットに必要なのは、「痩せようという意識」ではなく、「体重という人間個体が有する数字を、可視化し、毎日容易にチェック可能な状況にし、それがコントロールできていないことが自分の社会的評価低下(に準ずるもの)に直結するという状況を作り出す」ことである。

逆に、体重をコントロールできることで、経済的なメリットを享受できたり、身体的快楽を得られるという状況を作り出しても良い気がする。洗面所の床が体重計で、歯磨きしている間に測定した体重を鏡に表示みたいな未来はあり得ると思った。体重が減ってると、スタバのクーポンが発行されて、それをスタバの綺麗なお姉さんに渡してドヤることが楽しみ!みたいなね。

さて、ここで「Withings」のデバイスとして素晴らしい点を書いておく。

デザインが圧倒的にかっこ良く、部屋にそのままおいて置きたくなり、毎日乗る気になる。

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箱を開けてお目見え。部屋の天井が反射するほど綺麗なガラス板。シンプルなデザイン。これはそのまま部屋に置きたくなるでしょ。体重計って風呂場のラックの下に突っ込まれてたり、どっかの隙間に立てかけてほこりまみれになってるのが常だと思うのだけれど、それだとやっぱ乗らないんだよな。汚いし、目につかないから。すると体重という数字を気にすることもなくなって、自然、ダイエットはいつの間にか立ち消え、というパターンがどれだけ多いことか。

インテリアとしても十分成立するレベルで美しいデザインは、体重計を出しっぱなしにすることを可能にし、体重を毎日管理するということを容易にしてくれた。他の体重計と比べるとちょっと高いけど、稼働率考えると結局コスパがいいと思う。最近買ったもののなかで満足度高いもののひとつ。

「IFTTT」対応しているので、体重データを専用のアカウントに記録する以上の活用が可能。

「Withings」アプリは「IFTTT」対応している。そのため、毎日の体重データを「Twitter」へ投稿することも可能。

実際の設定もとても簡単。

まずは「IF by IFTTT」ダウンロード。

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アプリを開いて、右上のボタンからレシピを作る。(「カメラアプリで写真を撮ったら、Twitterに投稿して」みたいなプログラムのこと)

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このような画面になるので、連携するサービスを選択する。

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「Withings」と「Twitter」を連携サービス一覧から選び出して選択。連携サービスはかなり豊富なので、あらゆるサービスに「Withings」のデータを送れる。

「Withings」の何のデータを別アプリに送信するか、「Twitter」の連携先アカウントとツイート内容はどうするかを聞かれるので、入力して終わり。とっても簡単。

で、「Withings」に乗っかって、体重を測ると、Wi-Fi経由で「Withings」アカウントに体重データをアップロード→「IFTTT」がそれを感知→「Twitter」に投稿、という感じで動く。

ハッシュタグも設定可能。今回は「Slack」のレシピも作っていて、それが減量のキモとなった。(後述)

  • いちいちスマホのBluetooth通信を確立しなくても部屋のwifi経由で意識すること無くデータ通信が行われる。

スマホで体重を見ることができる、通信可能な体重計って何種類かあって検討したけど、

  • 「IFTTT」で遊びたい。
  • 通信やデータ同期を意識せずに使いたい。

を実現するには「Withings」しか選択肢がなかった状況。

パナソニック 体重・体組成計 スマホ対応 ブラック EW-FA43-K

Androidのみ。アプリデザインがダサい。安くてお手頃だが、おサイフケータイFeliCaまたはNFCでデータ通信する。自分は手持ちのiOSで使いたいため却下。

タニタ 体重・体組成計 インナースキャンデュアル

iOS、Androidに対応しており、デザインもかっこいい。が、Bluetooth通信でデータをスマホに送るタイプなので却下。いちいちスマホでBluetoothオンにするのとかやりたくない。

オムロン 体重体組成計(ホワイト)OMRON カラダスキャン HBF-254C-W

iOS、Androidに対応。BluetoothまたはNFC通信でデータをスマホに送るタイプなので却下。

オムロン 【自動電源ON】【4秒測定】【体重50g単位表示】【PC/スマホ対応 Wi-Fi通信機能搭載】体重体組成計 カラダスキャン HBF-253W-BK

iOS、Androidに対応。 なんとWi-Fi対応。唯一これと迷ったけど、「IFTTT」対応しているアプリないので見送り。

というわけで、結果的に「Withings」一択だった。

(これは他のものと比較してはいないが)セットアップがスマホ経由で行われるため、あのアナログのちっこくてダサい画面からおさらばできる。

セットアップも快適だった。あの旧時代的なLCDディスプレイでちまちま操作しなくて済むのはありがたい。最初の1回しか使わないセットアップに最適化されたボタンがついているわけもなく、大体よくわからん操作(上ボタンを3秒長押ししてLEDが点滅したら…みたいな)を求められるのがオチ。リセットする度に操作が書いてある紙の説明書を引っ張りだして、とか考えるだけで億劫。

その点、スマホのBluetooth通信でセットアップをスマホアプリ上で済ませる「Withings」はセットアップストレスフリー。これぞ21世紀。

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箱を開けると3Mの両面テープがついた足カバーが出てくる。

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PCすらいらない。

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電池を通電させてBluetoothのペアリングボタンを長押するだけ。

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アプリを入れる前でも、Bluetoothで「Withings」本体と連携できれば、アプリインストール画面が立ち上がる。優秀。

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アプリを立ち上げると、連携するハードウェアを選択する画面に。今回は体重計なので「スケール」を選択。

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あとは待つだけ。

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「Withingsに参加する」をタップ。ただ次に進むだけだった。(記憶)

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どの体重計か選ばされる。これ、デバイスUUIDとかでわからんもんなのかね。

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「Withings」アプリに各デバイスのモジュールをインストールしていく形らしい。既に手元にあるので今すぐインストール。

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何故か通信がうまく行かなかったらしく、再度裏返して、ボタンを長押し。

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「なかなか見つかんない」とか弱音を吐き出す。

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何度かやり直すとできる。ちょっとググった記憶も。

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ここにきてようやく会員登録。認証後もいろいろ聞かれるので入れる。

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無事完了!

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ここで友達招待とか抜かり無いな。

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その後、目標体重と、

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減量ペースを設定すると、

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ダッシュボードが作られる。

メニューはいっぱいあるけど、「ダッシュボード」しか使ったこと無い。

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いろいろ見れる。空気の質とかいっつも測ってるけどどう推移しているか不明。

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で、ファームウェアもスマホのアプリからアップデート可能。すげえよ...テスラかよ...